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2020.12.8

リノベーション事例 4世代それぞれが心地よい、彩りあふれる住まいへとリノベーション

瓦屋根が特徴的な築36年の大きな戸建てに、将来4世代で住むことを見据えリノベーションを実施された事例をご紹介いたします。

奥様の趣味であるステンドグラスを随所に用い華やかさを持たせながら、バリアフリーや断熱性能、耐力壁の設置、水回り機器の一新など機能性をアップ。
さらに、大人数でも居心地の良いリビングやご家族それぞれのプライバシーの確保など、4世代が心地よく暮らせる間取りや動線の工夫をしています。

深い色の化粧梁と縦格子の障子がモダンな印象の、床の間のある和室。
落ち着いた伝統的な和の雰囲気を残しながら、畳や壁、ふすま、障子などを一新しました。

お客様が多く訪れるため、玄関はスペースを広げベンチを設置しました。ちょっと腰を下ろして訪れたお客様と談笑していると、時間が過ぎるのを忘れてしまいそうです。そんなスペースを華やかに彩るのは、奥様の趣味である手作りのステンドグラス。
バラの花をかたどったグリーンとピンクの美しいステンドグラスが、広い空間のアクセントになっています。

住まいで最も熱が逃げてしまうのは窓などの開口部ですが、外からの冷気が侵入しやすい縁側は勾配天井から懐のあるフラット天井にすることで、断熱性能をアップさせました。
断熱材や断熱内窓を採用し、寒さに配慮した、以前よりも快適に暖かく過ごせる住まいになりました。

ご家族のコミュニケーションの中心となるリビングは、吹抜けとトップライトで明るく開放的な空間に。
吹抜け特有の上下の空間の広がりと、トップライト越しに抜ける視界が、心地良さをもたらしてくれます。

ここでも奥様のつくったステンドグラスや梁の塗装で、空間に彩りをプラスしています。

キッチンは、壁付けのL型キッチンから、対面式のオープンキッチンにリフォーム。
ダイニングやリビングでくつろぐ家族と、会話しながらキッチンに立つことができるようになりました。
背面には大きなキャビネットを備え、調理器具や食器類などもスッキリ収納。
掃出窓を新設したことで、光と風を感じながら料理できるすがすがしく気持ちの良いキッチンになりました。

広い敷地を有効活用するために、LDKにつながる家の外にはウッドデッキを設け、手軽にアウトドアリビングが楽しめる空間をつくりました。
心地よい光と風に包まれながら、お茶を飲んだり、本を読んだりとおうち時間に楽しみが広がります。
また、正門の中にさらに門を設けることで、広い敷地の中での防犯性を高めていることもポイントです。

DATA

延床面積 160.47㎡
構造規模 木造(在来)
工事概要 内装工事・外部建具・断熱工事・電気工事・給排水工事
築年数 36年
設計・施工 積和建設九州株式会社